リフォーム Q&A

リフォームに関わるよくある質問をまとめました。こちらをご覧になっても解決しない時はお気軽にお問合せください。

プランニング編PLANNING

作ってもらったプランが気に入らなかったらどうすればいいの?

気に入るまで何度でも作ってもらえますが、費用がかかる場合も

プランは納得できるまで何度でも作ってもらいましょう。ただし、1回目でなるべく会社を絞って、これはという会社にのみ修正を要求するのがよい方法です。いつまでも競わせていると会社の方でも嫌な気になりますし、最終的にはどれを選んでよいのかわからなくなりがちです。1社とじっくり時間をかけてよいプランを練り上げましょう。

バリアフリーにするのはどうすればいいの?

床の段差をなくして、必要なところに手すりを設けましょう

高齢化すると転びやすくなるなどの原因で、家庭内での事故が増えます。そこでリフォームの機会に床の段差をなくしたり、廊下、トイレなどに手すりを付けましょう。廊下などは後で付けられるように下地補強をしておくだけでもいいでしょう。また、設備機器ではバリアフリー設計のバスや、座ったままで料理ができる車いす・高齢者用キッチンもあります。

コンセントの位置決めの注意点は?

家具の置き場所を考慮しましょう

スイッチやコンセントはどこでどんな家電を使うのかを考慮して、位置と数を決めます。最近はパソコン関連やAV関連の機器が多くなっているので、多めに設けておくのがよいでしょう。せっかくコンセントを設けても家具で隠れてしまっては何もならないので、あらかじめソファや収納家具、ベッドなどを置く位置を決めておきましょう。

細かい注文は嫌がられる?

注文が細かいからといって嫌がられることはありません

こうしたいということがはっきりしている場合は、細かいところまできちんと伝えたほうがよいでしょう。あいまいに伝えるよりむしろ喜ばれます。ただし希望がはっきりしていないからといってダメというわけではありません。その場合は担当者と一緒に考えていきましょう。

誰が調査に来るんですか?

営業担当者やプランナーです

調査に来るのはプランを作成するプランナーや営業担当者です。調べやすいように2人1組で来るケースが多いと思います。当日家に女性しかいない、あるいは女性にプランを考えて欲しいなどの理由で、女性の担当者の訪問を希望する場合は、あらかじめそう伝えておきましょう。

プランを作ってもらうにはお金がかかるの?

無料の会社が多いのですが、事前に確認をしましょう

一般的に最初のプランは無料で提案してくれるケースが多いのですが、2回目からは無料の会社もあれば、費用が発生する会社もあります。費用については事前にきちんと確認をしておきましょう。いずれにしても初回で会社を絞って、次からはその1社とじっくり内容を詰めていくのが賢い方法。そのほうが会社のほうでもより力を入れて取り組んでくれるものです。

どれぐらい時間がかかりますか?

打ち合わせも含め2~3時間はみておきましょう

要望しているリフォームの内容にもよりますが、2~3時間はかかると思ってよいでしょう。あまりにも短時間であっさり見て終わりの担当者では、問題あり。ていねいに見てくれているか、話をよく聞いてくれるかなど、担当者あるいは会社の善し悪しをチェックするよい機会でもあります。

プランはどういう風にお願いすればいいの?

まずリフォームする現場を見てもらいましょう

訪問日を決めて、自宅などリフォームする現場に来てもらいます。リフォームの場合、リフォームする現場を見ないことには、プラン作成ができないのです。部分的なリフォームの場合でも劣化状態などをチェックするために家全体を見てもらったほうがよいでしょう。中古住宅のリフォームの場合は、引き渡し後、リフォーム会社の担当者と一緒に現場を訪れましょう。

イメージを上手く伝えるにはどうすればいい?

写真を切り抜いておいてビジュアルで伝えましょう

言葉でイメージを伝えるのはなかなかむずかしいものです。誤解も生じがち。そこで、ふだんから情報誌やインターネットで自分のイメージに合う実例を見つけたら、切り抜いたり、印刷してファイルしておきましょう。そうすることで自分の好みのイメージも確認できますし、担当者に視覚的に伝えることができます。

「プラン」とはどういうものなの?

平面図などであらわされる基本設計のことです

リフォームのプランは設計図であらわされます。工事用の詳細な図面ではなく、平面図程度のものを基本設計といいます。それを見ても素人にはなかなかイメージしづらいので、細かく説明してもらいましょう。パースを描いてもらったり、コンピュータで立体画像を作成してもらうとわかりやすくなります。とくに平面図ではわかりにくいドアの高さや収納などを立体的に描いてもらいましょう。

ショールーム活用編SHOWROOM

レイアウトのプランも提案してもらえるの?

希望すればプラン提案をしてもらえます

この場合、今の家の図面を持参しましょう。こんな感じのLDKにしたいのですが、と大まかな希望を述べれば、レイアウトプランを提案してもらえます。事前にプラン提案をして欲しい旨を電話連絡しておくとスムーズです。

扉の種類もたくさん見られる?

展示されていないものはサンプルを見ることができます

キッチンはどんな収納扉を用いるかで、見た目がかなり左右され、価格にも大きく影響します。カタログの写真ではその違いがわかりにくいのも確か。やはり実物を見て選びたいものです。システムキッチンとして展示されているものに加えて、扉のサンプルをたくさん見ることができるのもショールームの醍醐味です。

キッチンはどこを重点的に見ればいいの?

カウンターの高さ、収納の使い勝手などをポイントに

実物を見るときは、高さやカウンターの奥行き、間口などのサイズをまず確認しましょう。それが自分にとって使いやすいのかどうかを実感してみることが大切。また、最近は収納が充実しているので、一つひとつ開け閉めしてみましょう。ラクに開け閉めできるのか、しまいやすさや取り出しやすさはどうなのかなど、機能性を慎重にチェックしましょう。

リフォーム会社の担当者に連れていってもらってもかまわないの?

担当者に同行してもらって説明してもらうのもよい方法です

リフォーム会社の担当者に同行してもらうと、プランについて話を進めているのなら、そのプランに沿って説明を聞いたり、商品を選ぶことができます。商品知識が豊富な担当者なら自ら進んで、じっくり説明してくれるでしょう。

ショールームではどんなことができるの?

見て触れて、使い勝手も実感できます

ショールームでは見るだけではなく、触ってみることもできます。収納を開け閉めしたり、棚を上げ下ろししたり、ふだんの作業を思い浮かべながら、いろいろと使い勝手を試してみましょう。カタログに書いてあったことが、実際に動作してみることでより理解できます。

選ぶ前には行っておいたほうがよい?

実物を見て選ぶのが賢い方法です

設備機器はカタログでチェックして、さらにそれを実物で確認して選ぶのが鉄則。実物ならキッチンの高さやお風呂の広さも実感できます。色・柄も実物で確認するのがより確か。写真ではわかりにくかった色・艶などもよくわかります。

ショールームってどんなところですか?

設備機器が一堂に展示され、自由に見られます

ショールームには設備機器メーカーの商品が一堂に展示されています。商品チェックに欠かせない場所といってよいでしょう。自由に入って自由に見ることもできますが、スタッフが常駐していますので気軽に説明を聞くこともできます。

リフォームのお金編EXPENSES

安く上げるコツってありますか?

上張り工法で解体を少なくすれば安くなります

工事費用の中で解体・処分費の占める割合は決して少なくありません。例えば床を張るにしても、既存のフローリングの上に重ねて張れば、解体・撤去費用を省くことができます。屋根や外壁にも上張り工法は適用できます。ただし、いずれも下地の傷みがなく、しっかりしていることが前提です。リフォーム会社によく相談してみる必要があります。

追加費用が発生するのはどういうとき?

補強やプランの変更などで追加工事が行われるときです

床や壁を剥がしたときに柱や土台が腐っていれば、それを取り替えたり補強しなければなりません。そのために追加費用が発生します。また、途中で工事の範囲を広げたり、設備機器のグレードを上げたりすることも追加費用の要因となります。

諸費用にはどんなものがありますか?

増築の登記費用やローン関連費用など

リフォームの工事契約を行うとき印紙税として、請負代金が500万円を超えると1万円かかります。そのほか増築やローンを利用するとき、中古住宅を購入するときにはさまざまな諸費用がかかります。それを表にまとめました。自分のやることに応じて、事前に計算して費用を用意しましょう。

ほかの会社と比べていることは担当者にいったほうがいいの?

担当者にそのことを伝えておきましょう

事前に担当者に伝えておくのがフェアだと思います。知っておいてもらったほうが、会社同士、いい意味でライバル意識を燃やして、よいプランを提案してくれるのではないでしょうか。とはいえ、むやみに費用を競わせるのは、リフォーム会社としてもあまりよい感じを持ちません。費用の違いがどんな理由によるものなのか、きちんと説明を受けてから判断するのがよいでしょう。

「見積書」で何がわかるんですか?

どんな工事がいくらで行われるのかがわかります

見積書では、工事の金額がわかるのはもちろんのこと、工事項目を見ていくことで、どのような工事が行われるのかもわかります。例えば、キッチン工事の項目に下記のようにあれば、既存キッチン解体と処分、給排水管の工事を行い、電気配線工事を行って、下地を補修した後に新しいシステムキッチンを設置するという一連の流れがわかります。

「見積書」ってどういうものですか?

プラン(設計図)と一緒に出されて、その工事費用がわかります

見積りはプランと一緒に提案されます。このプランがこの費用でできます、と提案されるわけです。プランは平面図など設計図で提案され、見積りは見積書という書面で提案されます。見積書は工事の規模によっては1枚の書面ですむこともありますし、数ページにわたる場合もあります。

予算を上回る人が多いって本当?

予期せぬ追加が発生することもあるので予算には余裕を

心づもりしていた予算より多くかかってしまう人が多いのは確か。こういうことが起きても大丈夫なように、ある程度予算に余裕を持つことも大切です。設備機器は後で変更しなくてもよいよう、契約までに慎重に選んでおきましょう。

工事費はいつ払うの?

小規模リフォームなら工事後に、大規模の場合は3回ぐらいに分けることも

工事費は大規模リフォームの場合、契約時、工事の中間時、工事完了後など3回ぐらいに分けて支払うことが多いようです。小規模の場合は完了後が一般的です。いずれにしても契約時にそれをきちんと取り決めて、契約書に記載しておく必要があります。

リフォームにかかる費用を聞くにはどうすればいいの?

希望を伝えて見積りをもらいます

電話などで大まかな希望を伝えて費用を聞くこともできますが、それはあくまで大ざっぱな目安にすぎないと認識しましょう。リフォームは工事内容によって費用が変わりますから、まず「このようなリフォームをしたい」ということをリフォーム会社に伝えて、プランと見積りを提案してもらいます。そうすることで初めて、かかる費用がわかります。

契約・工事準備編CONTRACT and PREPARATIONS

手抜き工事をされたら困るわ。防ぐ方法はある?

依頼先を慎重に選び、工事中も熱心に見ていれば大丈夫です

まず慎重に検討して信頼できる依頼先を選びましょう。それが一番の対策です。工事中は始終見ている必要はありませんが、時々は強い関心を示して工事の進行を見守りましょう。施主の熱心な態度が、職人の気を引き締め、手抜きなどは決してできないものです。

工事中にプランを変更したいときはどうすればいいの?

現場責任者にいって、まず見積りをもらいましょう

ちょっとそこに棚を付けたいと思っても、気軽に職人さんにお願いしないようにしましょう。必ず監督や営業担当者にいって、まず見積りをもらいます。その上で、やる、やらないの判断をしましょう。素人考えで、たいしてお金はかからないだろうと思っていても、予想以上に高くつくこともあります。

工事中はずーっと家にいなければいけないの?

その必要はありません。出かけるのもよい気晴らしになるでしょう

騒音の中でずーっと我慢している必要はありません。ときには外出して気分転換しましょう。買い物でもして気晴らしをして、帰ってきたらキッチンがすっかり新しくなっていたら、とても気持ちがいいでしょうね。

ご近所にお知らせしておいたほうがいいかしら?

手土産を持って挨拶に回っておきましょう

工事が始まると騒音や悪臭などで何かと近所に迷惑をかけます。1週間ぐらい前までに必ず挨拶回りをしておきましょう。向こう3軒両隣と後ろの3軒。マンションなら上下6戸と両隣は最低限行っておきましょう。お菓子など手土産を持ってうかがい、工事の内容や予定などを伝えておきます。リフォーム会社の担当者に同行してもらって、工事の説明をしてもらうもよいでしょう。

工事の前には片付けをしなければならないの?

できるだけ片付けておきましょう

食器棚の中身やタンスの中身などは、自分たちできちんと工事をしない場所に片付けておきましょう。大型の家具そのものは、お願いすれば職人さんに片づけてもらうこともできます。高価なものはトランクルームや銀行の金庫に預けておけば安心です。

いつ、どんな工事をするのかあらかじめわかるの?

「工程表」をもらっておきましょう

いつどんな工事を行うのかを表にしたのが「工程表」。工事が始まる前に必ずもらっておきましょう。工事のスケジュールがわかっていれば、お出かけなど生活のスケジュール調整もやりやすいでしょう。

工期はどれぐらいかかるの?

工事の規模・内容により変わります

リフォームの工期は、工事内容や規模などによって変わります。短い場合は半日や1日ですむ場合もありますし、全面リフォームでは1カ月以上かかることもあります。いつ着工して、いつ完成するのかをあらかじめ確認しておくとともに、契約書にも記載してもらっておくと安心でしょう。

契約しなかった会社には何ていえばいいの?

率直にお断りの連絡をしましょう

依頼先が決まったら、他社には電話でもメールでも理由を簡潔に述べて、速やかにお断りしましょう。連絡をせずにだらだらと放っておくのはよくありません。

契約したらもうキャンセルできないの?

自己都合のキャンセルは実費を請求されることも

契約を何らかの理由で破棄することはできます。ただし、施主の自己都合による場合は、設計料などが実費精算されることもあります。また、設備や建材をすでに発注している場合は、その代金の支払いを求められる場合も。くれぐれも契約は慎重に行いたいものです

契約書も必要ですか?

小規模でも書面で契約しておくほうが安心です

契約は口約束でも可能です。しかし、小規模工事でもきちんと文書に残しておかないと、どんな内容で契約をしたかの証拠がないということになります。後々のトラブルを防止するためにも必ず契約は書面で取り交わし、双方が署名・捺印を行いましょう。

完成・アフター編AFTER SERVICE

保証制度がないとアフターケアはないの?

家族構成の変化や高齢化が考慮すべきポイント

良心的な会社なら保証期間を設けていなくても自らの責任できちんとなおしてくれるはずです。ただし、料金については事前に確認しておくのがよいでしょう。

竣工検査ではどこをチェックすればいいの?

不具合がないかどうか隅々までよく調べましょう

工事が完了すると、リフォーム会社の担当者と一緒に工事箇所を検査します。これが竣工検査といわれるもの。ここで不具合が見つかったら、引き渡しまでになおしてもらいます。内装の場合は壁紙が波打っていないか、床がきしまないか、建具の開閉はスムーズかなどを十分にチェックしましょう。 以下、チェックポイントを表にまとめました。

内装工事のチェックポイント
内装 ■色・柄は指定どおり? ■床はきしまない? ■壁紙は剥がれたり、傷がついていない?
建具 ■ドアの開閉方向に間違いがない? ■開閉はスムーズ?
スイッチ・コンセント ■オン・オフはスムーズ? ■テレビや電話端子の位置はOK?
照明 ■しっかり取り付けられている? ■ちゃんと作動する?
設備機器 ■排水はよい? ■水漏れしない?